開く心、閉ざす心

私があなたに心を開かない限り、

あなたが私という人間のことも、

私が置かれた状況や

私の気持ちも理解できない限り、

私の相談に乗ることもアドバイスしようにも

無理だということである。

あなたの言うことがいくら立派でも、

私の悩みとは関係ないアドバイスになってしまう。

スティーブン・R・コヴィー

誰かが誰かに心を開く順番は

いつも同じで

自分が心を開き

相手が心を開くという順番。

相手が心を開くときも

『自分の事を理解してくれた』

と感じた瞬間から。

だからこそ、『傾聴』はとても大切。

と言ってもこれがなかなか難しい。

『傾聴しているつもり』

多少勉強すれば誰にでも出来るんですが

相手が『聴いてくれた』と感じて

初めて傾聴出来ているという

なかなか忍耐が必要な行動です。

ということは

結果を握っているのは相手で

自分ではないということになります。

自分が選べるのは『聴く』まで。

(この中には聞く、引き出す等色々ありますが)

相手が選ぶことはもっと様々。

疑う

素直に受け取る

話す

話さない

抵抗する

これは相手が選ぶことなんで

それに対して否定するのは

余計に心を閉ざしてしまいます。

相手が『聴いてくれた』と感じるまでは

聴く

表情で示す

言葉で表す

相手の感情を一緒に味わう

受け入れる

相手が満足して初めて

こちらの話を聞く準備が

やっと整う感じです。

脅す

煽る

焦らせる

といったテクニックを使うと

その後の信頼関係に影響するので

そういう人には注意は必要だし

自立した人には通用しないです。

で、です。

最初に『自分の心を開く』ってのは

大切なことなんですが

危険な部分でもあります。

相手がそれを否定したり

相手の心に侵食されたり

自分が逆に影響を受ける場合も

十分考えられます。

だからこそ

自分の心の安定を維持できるように

『自立している事』がその前の

前提になってきます。

自分で自分が確立できていて

自分の行動に責任を持って

相手に接する。

自分の安定が

相手の言動で揺らぐうちは

無理せず

自身の確立を徹底するのが

いいんじゃないとか

僕は思ったりします。

でもまぁ

失敗しながら

自分の弱い部分を理解し強化し

成長していくのが

自然な形なんで

少しづつ

共に育てば良い

ってのが結論です。

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